エルダのエピソード

本当にいろんなことをしでかしてくれるエルダ。まるで我が家の子どもと同じ・・・
そんな思い出、思い出した順に書いてます



 その1 家にきた翌日
'98.1月

  何年ぶりかの大雪で東京はどこもかしこも雪景色。本当は一時も離れたくなかったのだけれどそのころ生協のおばさんの長を務めてたエルダママは渋谷へどうしても出なければならなかった。いつもはチャリでピューっと行っちゃうのだけど、今日はバスで行くっきゃない。

 会議もそこそこに家へ帰ってみると・・・後ろ右足がサークルとサークルのわずかな隙間に挟まれて宙吊りになっているエルダがそこにいた。ウンチとチッコにまみれて・・・キューンキューンとエルダも泣いている(多分私も泣いていた)
慌てて、そっと抱きかかえて下ろす。足を触ってみるがよくわからない。いったいどのぐらいの間宙吊りになっていたんだろう・・・「ごめんね、ごめんね」それしか言葉が出ない。

 オーバーの胸元にエルダを入れ、医者までの距離を歩く。雪で車を出すことも出来ない。雪道を歩きながら「何でうちの犬ばかりこんな目に合うんだろう」って涙を流しながら考えていた。

 レントゲンを撮った結果、何でもなかった。本当によかった。

 でも、あのサークルのメーカー、PL法で訴えてやる。あのジョイントの隙間広すぎるんだ、絶対に。それをだんなに言うと、苦笑いしてるだけだった。

 でも、あのせいでジャンプ力がないのかもしれない・・・(・_・)......ン?


 その2  神様・ブブママありがとう!
'98.秋

 とってもお腹が調子悪かったんだと思う。

 ある夜、マンションの管理人さんがピンポーンと訪れた。時間外だし、どうしたんだろう?
「お宅の犬いますか?」
最初は意味がよく分からなかった。いるに決まってるじゃない、と思い込んでいたから。でも変・・・
あわてて
「エルダ!エルダ!」
と呼ぶが返事が無い。そう、暑いんで玄関は半開きにしていた。チェーンはかけていなかった。
「お宅の犬じゃないか、っていう人が下にいるんですが・・・」
と管理人さんは言う。
慌てて下へ向かう。我が家はマンションの5F。

 すると、踏切を越えた向こう側にゴールデンを連れたご婦人とエルダがいるではないか・・・
急に涙があふれ出た。踏み切り渡っちゃったんだ・・・本当に何も無くて良かった・・・本当に。
そして、そのご婦人に心から感謝。そこで保護してもらえなければ、その後また踏み切りで何が起こったかわからない。本当にありがとう。エルダを抱きしめた。

 下痢ピーで我慢できなくなったエルダが自分で判断して、いつものように非常階段を降り、踏み切りを渡ったいつものところでウンをしたに違いない。たまたま玄関ドアを押したら自分が通れるほどの隙間が出来たんで・・・

 私が知っているだけでも小田急線の踏み切りで命を落としたワンは2匹いる。神様ありがとう、そしてブブママありがとう。

 それがブブ(ゴールデン♂10歳過ぎました)ママとの出会い。以来、ずっとお付き合い頂いている。かなり経ってから分かった事だけれど、ご主人は父の会社と同じでおまけに父の事をよく知っていた。そして、ブブママは私の大学の大先輩だった。絶対に縁があると信じてる。
(後姿のブブとブブママ)

  その3  ブルテリアなんて大嫌い(`´)
'99.10月22日(金)

これはその時の領収書。お互いノーリードということでこちらがいくら怪我をしようとフィフティ・フィフティということらしい。悔しいけれど、それには納得がいく。獣医も気の毒がって料金をかなりおまけしてくれた。
半額で4000円。

 どこかの大使館の大使の犬だそうだ。まだ、1歳にはならない若い♂。何となく、エルダのボールに興味を持っていたことは分かっていたので近づかないようにしていた。普段は遠いところで遊んでいるそのブルテリア。今までにも色んな危険な事があったので犬の近くに寄るときには必ずリードをしていた。ところがその時に限って・・・

 白人男性二人がその日はブルテリアと一緒だった。かなり遠いところでリードを放していたのだが、こちらのほうへ来てしまった。呼び戻しがまるできかない。

 そしてエルダが自分のボールをくわえようとしたその瞬間、ガブッとやられた。かみついて離れようとしない。
「早く放して!!」
私は叫びまくる。白人男性二人をしてもエルダからそのブルテリアを放す事が出来ない。彼らは真っ赤な顔をして奮闘していた。下手に引っ張るとエルダが『キュン』となく。

 何秒経ったんだろう・・・分からない。やっと離れた。慌てて傷口を見ると、わきの下に深い穴がある。上あごと下あごでかむんで何箇所か傷跡はあるが、一箇所はかなり深い。持っていたイソジンを塗ると液が傷口に吸い込まれていく。ヤバイかも・・・

 その日は兄ちゃんの研修旅行があり参加予定だった。が、ドタキャン。もう、キャンセル料も請求したいくらい。後、医者へ行く。

 それから何日も血が滲み出ていた。犬は血の匂いに敏感だから、皆のところで遊ぶ事は出来なかった。何回か医者へは通った。先生は言う。

ブルテリアは闘犬。DNAにINPUTされているから、いつひょんなことでそのDNAが騒がないともいえない、気をつけなければいけない。場所が場所だったら危なかった。」

 エルダがかまれた時、そばにいたゴールデンのさくら♀のお父さんがそのブルテリアの飼い主に言った。
「あんたの犬はノーリードにしちゃいけない、今までもいろんなことがあっただろう。」てな感じで日本語で言ってくれたそうだ。

 その時、傷口を確認してた私のところにもやって来た?
「Is she all right?」
そんなん分かるわけないじゃん。
「I don't know!!」
叫んじゃった。

 その日以降、彼らは来ない。領収書はバッグに入ったまま。ボロボロになった。もう時効かな。

 あれ以来、どんなブルテリアに対しても私は恐怖を持つ。(エルダはどうだか分からない)。

  その4  フェリーに乗って・・・
'00.8月

 毎年夏は旦那の実家新潟に帰省している。家は新潟市内にあるがお墓は佐渡にある。この夏は兄ちゃんは東京に残ったが、旦那、姉ちゃん、私そしてエルダと帰省した。今回は佐渡への墓参りにも行く、ということで旦那は東京でフェリーの予約をしていた。

 どのような状態でエルダが船に乗るのか・・・。車の中じゃ暑すぎるし、空気も悪い。甲板にでも一緒にいる事が出来たら、なんて気楽に考えていた。エルダのチケットも買った。

 行きのフェリーは最新式のフェリーで結局のところエルダは空調のきいた動物(ワンだけだったと思う)専用の部屋に入れられた。そこはケージがズラッと並んでいる。その一つにエルダを入れた。よそのケージに入れられるのははじめての経験なので毛布やおもちゃも一緒に入れた。丁度お盆と行楽のシーズンだったのでワンのお部屋も満杯状態だった。が、とっても清潔なのが嬉しい。心配ではあったが客室へと行った。

 私たちの客室はリクライニングシートの大きいのがじゅうたんの上に余裕を持って置かれており非常に快適。甲子園の夏の大会に兄ちゃんの小学校時代のクラスメートが出ているのを見ながらも、心ここにあらず。エルダの事が心配でたまらない。途中何度かドアの外から中の様子を伺う。エルダらしきほえ声が聞こえる。あきらめるという事を知らない。

 下船20分前にワンを引き取りに行ける、というので時間前からワンのドアの前で待っていた。勿論、私たちが一番乗り。乗組員が鍵を開けたとたん部屋の中に入る。ところが・・・・

 入れたはずのケージにエルダの姿が無い・・・全く違うミックス犬がいる。どこかへ連れて行かれちゃった!!!???ところが良く見ると隣のケージにエルダがいる。どうして?どうやらエルダエルダの入れられたケージは真ん中にパーティションがあって、大型の犬を入れるときはそのパーティションが取れるようになっている構造のもの。そのパーティションをなんかのはずみで動かしてしまって両者が入れ替わっちゃったよう。そのうちまた必死になっているエルダがもとのケージにもどり、せまいケージに2匹が入った状態になってしまった。

 扉をあけるともう1匹の子も出たがってしまう。バタバタしながらも上手に姉ちゃんがその子を抑えてくれてエルダを取り出すことが出来た。

 笑い話のようだけれど後で考えるとちょっと恐くなってきた。もし、そのミックス犬が先のブルテリアのような凶暴犬だったら・・・これは笑い話にはならない。とってもおとなしいいい子だったから逆にエルダの方が強かったかもしれない。きちんと佐渡汽船に話をするべきだったかもしれない。

 その日は犬を泊めちゃいけないホテルでボストンバッグに詰め込まれたりと色んな経験をしてエルダにしてみれば散々の旅だったかな。でも、めちゃくちゃきれいな海で泳ぐ事が出来た。

 帰りのフェリーは相変わらずなきっぱなしだったけれど、他にワンが一匹もいなかったんで安心出来た。
本当にお疲れさんでした!!

その5  どぶ川に流された・・・
'98.5月

 エルダママのじいちゃんとばあちゃんは長野の松本先の池田町というところに小さい家を持っている。別荘というものとは程遠い、田んぼの真ん中にたっているただの家。

 確か初めてエルダを池田へ連れて行ったときのことだったと思う。その日は大雨で家の前を流れるどぶ川(といっても汚くは無い。でも生活廃水は流れているはず・・・)もいつもはよどんで流れもないのにこの時ばかりはゴーゴーと音を立てて流れていた。
少し小止みになった頃、チッコをさせに外へ出た。もう外は真っ暗。そしてその川沿いに歩こうと思ったとき、何を思ったのかエルダが川の向こうへ向かった。それも嬉しそうにジャンプしながら・・・

 そして・・・エルダの姿が見えなくなってしまった。手に持ってるリードはどんどん引かれて行く。なんと、エルダは川に落っこち流されているのだ。ところどころに川に蓋がしてあるのだかその蓋の下に行ってしまった・・・

 でも、今考えるとおかしい。私笑いながら、まるでブラックバスを引き上げるように(ブラックバスを釣った経験は無いのだけど)エルダを引き上げた。『本当にドジなんだから〜〜』

 そして、後で足がブルブル震えた・・・もしかしたら、やばかったかも、本当にやばかったかも・・・(;o;)

 今でも目に浮かぶ。ピョンピョンと嬉しそうにジャンプして、一瞬にしてその姿が見えなくなった時のことを。

 その時初めて行った牧場で初めて馬を見たよ。とびかかりそうだった。

その6  アムロになでなでされたよん!
'01.春頃だったと思う(その前の秋かなぁ?記憶が定かではない)

 その日、朝のお散歩を終えてからY公園の駐車場の芝生の上でエルダとボーッとたたずんでた。結構のどかにボーッとね。

 そのうち公園中の方から若い二人連れの女性が二人芝生を横切って駐車場の方へ向かうのが見えた。正確に言うとその足元が見えたんだけどね。

 っていうのも私って結構キャップを目深にかぶっちゃう。(寝癖隠し、ってのも一つにはある。そうノーメークの顔隠しもあるかなぁ・・・)だから顔を上にぐっと上げないと人の顔が見えない。そして、あんまり知らない人の顔を見つめる、って習慣が私にはない。要するにあんまりそういうの興味が無いんだ。

 その二人連れの手前の方の女の子がエルダの側に寄ってきた。若い女の子だーい好きのエルダはすぐにお腹をだしてゴロニャ〜ン。二言、三言話したと思う。「なんていう種類ですか」とかそんな会話だったと思う。

 そして連れの私と同じようにキャップを目深にかぶったロングヘアーの女の子も側に寄ってきてナデナデしてくれた。言葉は無かったけれど。

 「ありがとうございました」「こちらこそ」ってな感じでさよならしたんだけど、女の子がキャップをとってサラサラとその金髪の髪が揺れた時初めてアレッ?て思った私。何だか思わず後ろを振り返ったら公園仲間が数人こちらをじっと見ていた。
口がパクパク動いてる。

 「えっ、アムロ?安室奈美恵?(字が違うかも・・・)、ウッソでしょう?」慌ててまたあの女の子達を見た。
そう・・・やっぱりアムロだった。

 エルダはアムロにお腹をナデナデして貰ったんだ。ワォーッ・・・

 それにしてもアムロのオデコに残ってたキャップの跡が何だか忘れられない私。

その7 青山のタウン誌にモデル犬で載ったよ
2001年6月号

 すっかり忘れてた。今ね色々整理してたらこんな記事がでてたよ。
 

お友達のお店のクリーニング屋の宣伝にエルダがモデル犬として使われたの。そのうちもトイプードルのモカチャンって子がいるんだけど、黒白ではっきりしてるエルダのほうがいいんだって。

その8 でかでかと素敵に載ったはいいけれど・・・
2003年5月

1ヶ月以上も前だったと思う。夜用事があったのでいつもよりも早い時間帯を散歩していた。偶然にもクロラブのラブちゃんも一緒。そんな時に、写真取材を申し込まれた。可愛いエルダが載るのならば、と気楽に引き受けたのだけれど、なーんと女性向夜の求人紙で、<吉原>やら<歌舞伎町>という名前がやたら目に付く・・・私の名前も載っちゃってるし、カメラマンに渡したyubiしゃんのイラスト入りの名刺まで載っちゃってるよぉ!!願わくば、旦那の会社の人間にはみつかりませんよーに!でも、たとえ見つかったとしても、その見つけた人もなかなか名乗りをあげにくいんじゃないかな。
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