JAHD(JAPAN ANIMAL HEREDITARY DESEASE)

JAHDの検査を受けたワケ

大会に出すようなスポーツドッグでは無いし、かかりつけの信頼おける医者(専門医ではない)から股関節は悪くない(触診)とも言われているし、まぁこのままでもいいやと思ってはいた。後ろ右足、時々びっこはひくけれどアレルギーが嵩じての痛みと診断もされている。でも・・・後ろ足のバレリーナのような歩き方(うさぎ跳びというらしい)や、かかとの関節が他のボーダーに比べて浅い事(下図参照)等、これが原因で後ろ足をつけたジャンプしか出来ないのかもしれない、と時々は疑問がよぎっていたのも正直なところだった。

この犬のかかと部分、私の知る限りのボーダーコリーのほとんどは、普段でも鋭角に曲がっている。(写真参照)ちょっとこれは体勢が違うのでかなり極端な写真だけれど、イメージはこういう感じ。

他のボーダーの後ろ足
見るからにたくましく、くいっと
曲がっていかにもスポーツが
得意そう・・・
エルダの後ろ足
ストーンと伸びた感じ、これを
私はバレリーナ歩きの足と
言っている

たまたまボーダーのお友達のフラウママが獣医さんとして開業したということをきっかけに、遊びに行きがてらレントゲンでも撮ってもらおう、とかるーい気持ちで決心。でも、一体どこで判定して貰えば?このあたりボーダーコリーのネット仲間には知恵袋がたくさんいて、JAHDを教えてくれた。フラウママの出身獣医大学とも関連があるらしい。
(*1)とかペンヒップ(*2)とかはJBCN(Japan Border Collie Network)のメーリングリストでもよ出てきてはいたし、なーんとなくは知っていた。《JAHD?何それ?》とは思いながらも、早速ネットで調べ、申し込み書類をダウンロードする。

どうせ受けるのであれば、判定結果は当然公開ということで早速申し込み。その中に既往症記入欄があったのだけれど、そこに書き切れないほどのエルダのびっこの回数だったことに改めて愕然とする。みんなはこの欄で納まるのかしら?などと考えたりもして。そして、その時、ちょい自分のノーテンキさ加減に我ながら呆れもした。

もし、悪い結果が出たとしてもそれはそれで今までの症状から言っても「やっぱりな・・・」と思うだろう。

今回、判定を受けるワケ、それはシニアに突入するエルダに少しでも幸せな生活を送って欲しいということと、JAHDのデータ作りのお手伝いをするという私の遺伝疾患に対するささやかな使命感といったところ。


(*1)OFAOrthopedic(整形外科の)Foundation(基金)For(ための)Animals(動物の)の略でOFAと呼ばれる。
Orthopedic Foundation for Animalsの略で、アメリカ・コロンビア州にある、動物専門獣医師(とくに整形外科部門の)集団で非営利団体。

(*2)PennHIP:University of Pennsylvania Hip Improvement Programの略で、ペンシルバニア大学で開発された股関節診断方法。独特なストレッチをかけた状態で撮影したレントゲン写真をもとに、股関節のゆるみを測定するため、レントゲン撮影ができる獣医は資格制になっている。アメリカ・コロンビア州にある、非営利団体。


JAHDの結果

3週間ほど経ってから結果は送られてきました。なーんと意外なことに全てがNormal。
スコアポイントといういもので判断をします。悪い箇所にはスコアが加算される。総スコアとして0から90点までの点数が与えられるが点数が高いほどそれだけCHDの特徴的な所見が多く見られる。)

股関節評価 総スコア4
(ノルベルグ角・右左ともスコア1 トータル2、寛骨臼頭側縁・右左ともスコア1 トータル2)
両側の股関節に股関節形成不全症の所見は認められません


膝蓋骨脱臼評価
右左ともNormal(正常)
肘関節評価
右左ともNormal(正常)

JAHDの判定を終えて・・・

灰色だったエルダの関節部位に関しては問題ないということが今回明らかにる。それはそれで安心なのだけれど、膝蓋骨部分の上のモヤモヤ・・・他の子のレントゲンと比べ明らかに差が分かる。ちょいそれが気になるところ。
それが、時たまおきる冬場のびっこや、下手くそジャンプの原因なのか・・・
今現在は不明。ただ、何の症状も出ていない今、検査を受けさせる気にはならない私。レントゲン写真を撮るというのはそれはそれで犬にとっては(少なくともエルダには)ちょっとしたストレスだと感ずるということもあるので。

ただ、また後ろ右足のびっこを長くひくようであれば、いずれ検査はしなければならないのかもしれない。
前述したように少しでも快適なシニアライフをエルダに過ごさせたいですもの、ね。

今回このページを作成するにあたってはカーラの関節物語を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。